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PHASE 04 / 2号機 / 郊外グラウンド / 1か月

郊外グラウンドにおけるプロトタイプ2号機の設置と飛来状況の観測

中央のフラットバーをなくし、侵入ルートを前面・後面に限定。背面ローラーを追加し、楽な着地を許さず、装置の要であるローラーで勝負させる構造に改良して検証しました。

検証結果背面ルートの封鎖に成功、正面の防護課題を特定

設置目的

侵入ルートの限定

カラスが安定して止まれる足場(中央のフラットバー)をなくし、背面にローラーを増設。侵入ルートを、ローラーが機能する前面・後面に意図的に限定する。

検証条件

足場の排除による構造の最適化

投入口を分けていたフラットバーをなくして構造を簡素化。死角だった背面の柱にローラーを新設し、前面・後面への直接の攻撃に誘導した。

主要な発見

限定したルートへの攻撃集中

背面の足場を奪った結果、攻撃は正面に集中。ルートを絞ったことで、ワイヤの隙間の突破という「解決すべき最終課題」が浮かび上がった。

実証実験 第4フェイズ:背面ローラー実装による侵入ルート限定

Observation

観察ポイント

  1. 背面ローラーによる着地の阻止

    背面に飛来した個体が、増設したローラーで足場を確保できずに離脱。背面からの侵入を封じることに成功した。

  2. 正面への集中と攻撃パターンの単純化

    背面から攻撃しにくくなったことで、個体の意識が餌と同じ高さの正面ローラー部に集中。攻撃パターンがよりシンプルかつ激しくなった。

  3. 正面からの侵入方法の特定

    不安定なローラーの上で体勢を保ちながら、羽をたたんでワイヤの隙間を縫うように侵入した。ワイヤへの接触を最小限にする慎重な行動から、現在のワイヤ間隔が「体を通せるサイズ」であることが分かった。

設置期間中のサンプリング調査と、定期的な餌の残量確認にもとづいて構成しています。

Analysis

状況分析:第4フェイズの総括

判定
背面の封鎖を達成、正面の防護を再定義
要因
背面ローラーの有効性とワイヤ形状の課題

正面突破を受けて行った侵入対策の強化

正面からの突破を確認したあと、2つの対策を加えた。①ワイヤの間隔を半分にし(約330mm→約165mm)、隙間を減らして侵入を抑える。②ローラーの径と素材を変更し(φ22→φ12→φ27.2、塩ビから鉄パイプへ)、素材の違いによる回り方も検証した。それでもカラスは慎重に観察したうえで攻撃し、侵入と餌の取得が続いた。

背面封鎖による「侵入ルートの集約」

背面へのローラー増設と中央フラットバーの排除は、狙いどおりカラスから「楽な足場」を奪った。逃げ場を失い、正面の不安定なローラー上で勝負するしかなくなったカラスは、「ワイヤにできるだけ触れないよう、羽をたたんで隙間を通り抜ける」という高度な適応行動を見せた。侵入を許した原因は構造の破壊ではなく、ワイヤの「隙間」そのものにある。ワイヤへの忌避感は機能し続けているため、次フェイズではワイヤの形状を変えて突破を不可能にする。

総括

背面ローラーの実装と中央フラットバーの排除により、侵入ルートを正面に限定することに成功した。背面を守り切った事実は、ローラーという仕組みの有効性を改めて示している。正面からの侵入は、不安定なローラー上で体勢を保ちつつ、羽をたたんで隙間を縫うというカラスの身体能力によるものだった。ワイヤに触れることを嫌う性質を逆手に取り、次フェイズでは直線的なワイヤ配置をやめ、半円状のワイヤを重ねる新構造で通り抜けそのものを不可能にする。

Contact

設置場所や条件に合わせてご提案します。

サイズ選びやお見積り、設置場所の確認までお手伝いします。「置けるかどうかだけ知りたい」といったご相談だけでも承ります。補助金の申請に必要な見積書のご相談も可能です。

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