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PHASE 03 / 初号機改 / 郊外グラウンド / 2か月

郊外グラウンドにおける初期プロトタイプ改の設置と飛来状況の観測

カラスの攻撃をより誘発させる検証を実施。あえて「網の撤去」と「足場の設置」を行い、心理的障壁を崩した状態での物理的な防御性能を測定しました。

検証結果ローラーへの接触を確認、物理的な突破を捕捉

設置目的

本質的な機能の抽出

網などの補助的な心理障壁を取り除き、装置の要である「ローラー」と「ワイヤ」が、カラスの攻撃行動にどう作用するかを明らかにする。

検証条件

攻撃を誘発する環境

前面にベンチを置いて接近しやすくし、餌をワイヤよりやや高い位置に設置。侵入のハードルを最低限まで下げ、仕掛けへの攻撃を誘発した。

主要な発見

攻撃誘発による弱点の解析

ローラーによる一時的な拒絶を確認したが、カラスは短時間で「動かない部分」への移動を学習。単一の仕組みの限界と、背面・側面の防護という課題が見えた。

実証実験 第3フェイズ:攻撃誘発条件下での限界性能検証

Observation

観察ポイント

  1. ローラーによる物理的な拒絶

    足場から侵入しようとした個体が、回転するローラーで体勢を崩し、いったん離脱した。不安定な足場がカラスに拒絶感を与えている。

  2. 驚くべき学習と回避行動

    数回の試行で、個体が「回転しないフレーム」を着地点として学習した。知能の高いカラスに対し、単一の仕掛けは短時間で無効化される。

  3. 弱点を突いた侵入

    安定した足場を確保した個体が、ワイヤの隙間から内部へ侵入。装置の要が機能する範囲と、今後の防護範囲の課題が明確になった。

設置期間中のサンプリング調査と、定期的な餌の残量確認にもとづいて構成しています。

Analysis

状況分析:第3フェイズの総括

判定
中核となる仕組みの有効性と限界を確認
要因
学習能力による「動かない足場」の発見

仕掛けに対するカラスの学習速度

ローラーによる不安定さはカラスの足を一時的に止めた。しかし、カラスは「どこが回り、どこが回らないか」をすぐに見分けた。ローラー単体ではなく、足場になり得る箇所をすべて不安定にするか、可能な限りなくす必要があることが分かった。

総括

装置を補助なしの状態にすることで、仕掛けの本質を問うフェイズとなった。餌を取られたことは製品開発にとって敗北ではなく、カラスがどこを狙い、どう学習するかという設計上の急所を特定できた大きな前進である。心理的障壁に頼らなくても、ローラーがカラスの足を止める効果は確認できた。次フェイズでは、背面へのローラー増設と、足場になる構造を極限までそぎ落とす改良を行い、侵入ルートの無効化を検証する。

Contact

設置場所や条件に合わせてご提案します。

サイズ選びやお見積り、設置場所の確認までお手伝いします。「置けるかどうかだけ知りたい」といったご相談だけでも承ります。補助金の申請に必要な見積書のご相談も可能です。

窓口:FREIWALK/contact@freiwalk.com